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ヘルニアは手術しないと治らない? ― 実は“自然に小さくなる”こともあります ―
こんにちは。
江南市、岩倉市、稲沢市、北名古屋市、清須市などの近隣にあります、愛知県一宮市の森整形外科(整形外科・リハビリテーション科)院長の松村成毅です。
今回は、「ヘルニアは手術しないと治らないの?」というテーマについてお話しします。
「ヘルニアですね」
と言われると、とても不安になる方が多いと思います。
・手術しないとダメ?
・このまま歩けなくなる?
・一生治らないの?
そんなイメージを持たれる方も少なくありません。
ですが実際には、ヘルニア=すぐ手術ではありません。
そもそもヘルニアとは?
背骨の間には、“椎間板”というクッションがあります。
その一部が飛び出して、神経を圧迫してしまう状態を「腰椎椎間板ヘルニア」と呼びます。
症状としては、
・腰痛
・お尻から足にかけての痛み
・しびれ
・足に力が入りにくい
などがあります。
実は、自然に小さくなることがあります
ここが意外と知られていません。
飛び出したヘルニアは、時間の経過とともに、体の中で吸収され、小さくなっていくことがあります。
つまり、“自然に改善する”ケースがあるのです。
もちろん、すべてのヘルニアが自然に治るわけではありません。
ただ実際に、「MRIでは大きなヘルニアだったのに、数ヶ月後にはかなり小さくなっていた」
ということは珍しくありません。
そのため、まずは保存治療(手術以外の治療)から始めることが多いです。
保存治療で大切なこと
当院でも、
・痛みを抑える治療
・リハビリ
・姿勢や体の使い方の改善
・筋力低下予防
・日常生活の調整
などを行いながら、経過をみていきます。
ここで大切なのは、「痛いから絶対安静」ではないということです。
もちろん無理は禁物ですが、必要以上に動かさない期間が長いと、筋力低下や回復の遅れにつながることもあります。
状態を確認しながら、適切に体を動かしていくことが大切です。
手術が必要になるケースもあります
もちろん、手術が必要になるケースもあります。
例えば、
・痛みやしびれが非常に強い
・筋力低下が進んでいる
・排尿・排便障害がある
・保存治療を続けても改善しない
このような場合には、手術を検討します。
つまり大切なのは、「ヘルニアがあるかどうか」
ではなく、
“症状がどれくらい生活に影響しているか”です。
MRIだけでは決まりません
最近はMRI検査を受ける機会も増え、ヘルニアが見つかる方も多くなっています。
ただ、画像でヘルニアがあっても、症状がほとんどない方もいます。
逆に、小さなヘルニアでも強い痛みやしびれが出る方もいます。
つまり、「画像だけでは判断できない」ということです。
だからこそ、実際の症状や身体所見を丁寧に確認することが大切になります。
最後に
ヘルニアと言われると、どうしても不安になります。
ですが、ヘルニア=すぐ手術ではありません。
まずは、現在の状態を正しく知ること。
そして、必要以上に怖がり過ぎないことも大切です。
腰や足の痛み、しびれが続いている方は、一度ご相談ください。
状態を確認しながら、今のあなたに合った治療方法を一緒に考えていきましょう。