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暑い夏も動ける体に|熱中症に注意しながら運動を続けるコツを整形外科医が解説
毎日、厳しい暑さが続いていますね。
最近の外来で患者さんによくお聞きするのが、「歩いていますか?」という質問です。すると、この時期は決まって「先生、この暑さじゃ歩けません」というお返事が返ってきます。
そのお気持ちは、とてもよく分かります。近年の夏は、命に関わるほどの暑さになる日も多く、炎天下で無理にウォーキングをすることは、おすすめできません。
しかし一方で、暑さを理由に運動をやめてしまうことにも、注意が必要です。この記事では、暑い夏でも安全に体を動かし続ける工夫について、整形外科医がお話しします。
この記事でわかること
- なぜ「夏の運動不足」に注意が必要なのか
- 暑い日でも安全に歩く工夫(「どこで歩くか」という発想)
- 運動中に気をつけたい、熱中症対策の3つのポイント
- 無理なく運動を続けるための考え方
暑いからこそ、運動不足に注意
炎天下で無理をする必要はありません。しかし一方で、暑さを理由に何か月も体を動かさない生活が続くと、筋力や体力は少しずつ低下してしまいます。
特に高齢の方では、次のような変化が起こりやすくなります。
・脚の筋力が落ちる
・体力が低下する
・バランス能力が低下する
その結果、「歩くのがつらくなった」「転びやすくなった」「膝や腰の痛みが強くなった」といった悪循環につながることもあります。だからこそ、暑い夏でも、安全に体を動かし続ける工夫が大切です。
「歩けない」ではなく「どう歩くか」
私は患者さんによく、「外を歩けない日は、歩ける場所を探しましょう」とお話ししています。発想を「歩けるかどうか」から「どこでなら歩けるか」に変えるだけで、夏でも運動を続けやすくなります。
たとえば、次のような場所での歩行も、立派な運動です。
・スーパーで、少し遠回りをして買い物をする
・ショッピングモールを、ゆっくり歩く
・ホームセンターや家電量販店を、見て回る
これらの場所は冷房が効いていて、途中で休憩もできるため、熱中症のリスクを抑えながら歩くことができます。「買い物ついでに歩く」── そんな工夫でも、十分です。
熱中症を防ぐ3つのポイント
安全に運動を続けるために、次の3つを心がけましょう。
① 暑い時間帯を避ける
外を歩く場合は、気温が高い昼間を避け、早朝や夕方以降がおすすめです。
② こまめに水分補給をする
のどが渇く前から、少しずつ水分を補給しましょう。汗をたくさんかく場合は、適度な塩分補給も大切です。
③ 無理をしない
めまい、頭痛、吐き気、強い疲労感などを感じたら、すぐに運動を中止し、涼しい場所で休みましょう。
運動は「頑張ること」ではなく「続けること」
「運動しなきゃ」── そう思うと、なかなか続きません。でも、「生活の中で、少し歩く」と考えると、続けやすくなります。
毎日の小さな積み重ねが、将来の健康につながっていきます。
よくある質問(FAQ)
夏は暑くて外を歩けません。運動しなくても大丈夫ですか?
炎天下で無理をする必要はありません。ただし、暑さを理由に何か月も体を動かさないと、筋力・体力・バランス能力が低下し、転倒や膝・腰の痛みにつながることがあります。涼しい場所で、少しずつ体を動かす工夫がおすすめです。
室内で歩くなら、どこがいいですか?
スーパー、ショッピングモール、ホームセンター、家電量販店など、冷房が効いていて休憩もできる場所がおすすめです。買い物ついでに歩くだけでも、立派な運動になります。
外を歩くなら、いつがいいですか?
気温が高い昼間を避け、早朝や夕方以降が安全です。のどが渇く前からこまめに水分をとり、汗を多くかくときは塩分も適度に補給しましょう。
運動中、どんなときに中止すべきですか?
めまい、頭痛、吐き気、強い疲労感などを感じたら、すぐに運動をやめ、涼しい場所で休んでください。
森整形外科からお伝えしたいこと
暑い夏は、無理をして外を歩く必要はありません。でも、暑さを理由に何か月も体を動かさない生活になると、筋力や体力は少しずつ低下してしまいます。
だからこそ、「今日はどこなら安全に歩けるかな?」という発想に変えてみませんか。スーパーやショッピングモールなど、涼しい場所を上手に活用するのも、立派な運動です。
大切なのは、場所ではなく、体を動かし続けること。運動は「頑張ること」ではなく、「続けること」です。暑い夏こそ、自分に合った続け方を見つけてみてください。
その積み重ねが、筋力を守り、転倒を防ぎ、「いつまでも自分の足で歩くために」つながっていきます。
運動の続け方や、膝・腰の痛みでお困りの方は、お気軽に森整形外科へご相談ください。「どんな運動をすればいいか分からない」というご相談だけでも大丈夫です。ご予約は、下のボタンからどうぞ。
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この記事の執筆者
執筆者のプロフィール
松村 成毅(まつむら なるき)
医療法人モンキーポッド 森整形外科 院長
愛知県一宮市生まれ
・整形外科専門医
・日本整形外科学会認定スポーツ医
・日本整形外科学会認定
・リハビリテーション医
・日本整形外科学会認定リウマチ医
・ロコモアドバイスドクター