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夏なのに体が冷えている? クーラー病が招く肩こり・腰痛・神経痛と対策を整形外科医が解説
夏なのに体が冷えている? クーラー病が招く肩こり・腰痛・神経痛と対策を整形外科医が解説
今年の夏も、厳しい暑さが続いています。外は35℃近いのに、職場やスーパー、電車ではクーラーがしっかり効いていて、「寒いな…」と感じたことはありませんか?
実は、この冷えが、肩こりや腰痛、神経痛を悪化させる原因になることがあります。今回は「クーラー病(冷房病)」について、整形外科医がわかりやすくお話しします。
この記事でわかること
- クーラー病(冷房病)とは何か
- 冷えると、なぜ肩こりや腰痛が起こるのか
- あなたの不調が「冷え」からきているかのセルフチェック
- 今日からできる、4つの冷え対策
- 整形外科を受診したほうがよいサイン
クーラー病(冷房病)とは?
クーラー病とは、実は正式な病名ではありません。冷房によって体が冷えたり、室内と屋外の温度差が大きかったりすることで自律神経のバランスが乱れ、さまざまな不調が現れる状態のことをいいます。
特に、女性や高齢者、デスクワークなどで長時間冷房の効いた部屋にいる方に、多くみられます。
冷えると、なぜ痛くなるの?
体が冷えると、筋肉や血管が縮こまり、血流が悪くなります。すると、筋肉に十分な酸素や栄養が届きにくくなり、疲労物質もたまりやすくなります。
その結果、次のような症状が現れたり、悪化したりすることがあります。
・肩こり
・首こり
・腰痛
・神経痛
・関節の痛み
特に、もともと筋肉や関節、神経に痛みがある方は、冷えによって症状が強くなることがあります。
こんな症状はありませんか?(セルフチェック)
夏でも、次のような症状がある場合は、冷えが関係している可能性があります。
・クーラーの効いた部屋にいると、肩がこる
・腰が重だるくなる
・足先が冷えて、しびれるような感じがする
・朝起きると、体が固まっている
・外へ出ると、少し楽になる
今日からできる冷え対策
冷えによる不調は、日々のちょっとした工夫でやわらげることができます。今日から始められる4つの対策をご紹介します。
① 体を冷やしすぎない
室温は26〜28℃程度を目安にしましょう。寒いと感じたら、カーディガンやひざ掛けを使うだけでも効果があります。
② 首・肩・腰を冷やさない
冷たい風が直接当たり続けると、筋肉は緊張しやすくなります。風向きを調整したり、羽織るものを一枚用意したりするのがおすすめです。
③ 軽く体を動かす
長時間同じ姿勢でいると、血流はさらに悪くなります。1時間に1回は立ち上がって、肩を回したり、軽く歩いたりするだけでも効果があります。
④ お風呂でしっかり温まる
夏はシャワーだけで済ませがちですが、38〜40℃のお湯に10〜15分ほど浸かることで、血流が改善し、筋肉もほぐれやすくなります。
痛みが続くときは、我慢しないで
冷えによる痛みだと思っていても、その裏に、肩や腰の病気、坐骨神経痛、頚椎症などが隠れていることもあります。
痛みやしびれが続く場合は、自己判断せず、一度整形外科でご相談ください。
よくある質問(FAQ)
夏なのに、冷えで体が痛くなることはありますか?
あります。冷房環境による冷えは自律神経を乱し、血流を悪くすることで、肩こり・腰痛・神経痛を悪化させるきっかけになることがあります。
冷房の設定温度は、何℃くらいがいいですか?
室温は26〜28℃程度が目安です。それでも寒いと感じるときは、無理に温度を上げるより、カーディガンやひざ掛け、羽織るもので調整するのがおすすめです。
夏でも、湯船に浸かったほうがいいですか?
はい。シャワーだけで済ませがちな季節ですが、38〜40℃のお湯に10〜15分ほど浸かると、血流が改善し、筋肉もほぐれやすくなります。
どんなときに受診したほうがいいですか?
痛みやしびれが続く場合は、坐骨神経痛や頚椎症など、別の原因が隠れていることもあります。自己判断せず、一度整形外科でご相談ください。
まとめ
「夏なのに、冷えが原因なんて」── そう思われる方も、少なくありません。しかし、冷房環境による冷えは、肩こりや腰痛、神経痛を悪化させるきっかけになることがあります。
毎年夏になると同じ症状を繰り返す方は、一度「冷え」という視点でも、体を見直してみてください。痛みやしびれが続く場合は、お気軽に森整形外科へご相談ください。
「これくらいで受診していいのかな」と迷う段階でも、まったく問題ありません。肩こり・腰痛・しびれのご相談も承っています。ご予約は、下のボタンからお気軽にどうぞ。
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この記事の執筆者
執筆者のプロフィール
松村 成毅(まつむら なるき)
医療法人モンキーポッド 森整形外科 院長
愛知県一宮市生まれ
・整形外科専門医
・日本整形外科学会認定スポーツ医
・日本整形外科学会認定
・リハビリテーション医
・日本整形外科学会認定リウマチ医
・ロコモアドバイスドクター