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「才能が9割」を読んで
「才能が9割」を読んで
こんにちは。愛知県一宮市にある整形外科・リハビリテーション科の森整形外科 院長の松村成毅です。
「才能が9割 3つの質問であなたは目覚める(北端康良著/経済界)」という本を読んだので感想をお伝えします。
まずあなたは「才能が9割」と聞いて興味がわきましたか?それとも不安に思いましたか?著者によると、才能とは生まれつき備わっている能力のことではないそうです。
才能=感情×行動×能力
「才能」は、心を突き動かす「感情」を「行動」に移した結果生まれる「能力」と定義されています。
本の中で紹介されていますが、例えばココ・シャネル(ファッションブランド『シャネル』の創設者)は小さい頃に母を亡くし、父は育児を放棄したため、修道院で育ったそうです。シャネルにとって修道院時代は人生でもっとも暗く不自由で、一刻も早く抜け出したいと思っていたそうです。彼女にとっての強い感情は「自由になりたい!」でした。シャネルは世界で初めてショルダーバックを作ったことが有名ですが、カバンは手で持ち歩くものという常識があった時代に、手が不自由になることは嫌という理由で開発されたそうです。その後も彼女は自由になりたい!と思う感情を源泉に、自立を求める女性に向けファッションを提案し続けた結果、才能が開花したということになります。
つまり、才能を手に入れた人は、自分がもっとも大切にする価値観を貫いた人。
その源泉となる心を突き動かす感情のヒントは過去の出来事にあるそうです。
この本は、才能の源泉の見つけ方、そして磨き方が指南されています。私も本の中のワークを通じて、自分の人生をかけてやりたいことはなんなのかを考え始めました。アメリカの世論調査会社ギャラップ社のグローバル・リサーチによれば、日本で「自分の強みを活かしている」と答えたビジネスマンはたったの15%だそうです。すなわち多くの人が自分の才能に気づかず、やりがいのない仕事をしているということになります。
この本を読んで、自分の才能はなんなのかを真剣に考える努力はもちろんですが、スタッフもそれぞれ自分の才能に気づき、個性を発揮できる職場にしていかなければと思いました。自分の強みを活かして働けています!とみんなで言える職場、素敵ですよね!