整形外科/リハビリテーション科/リウマチ科

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院長 松村成毅のブログです

こんにちは。江南市、岩倉市、稲沢市、北名古屋市、清須市などの近隣にあります、愛知県 一宮市の森整形外科(整形外科・リハビリテーション科)院長の松村成毅です。

「いつまでも自分の足で元気に歩きたい」それは誰しもが願うこと。しかし、その願いを脅かす“足腰の衰え”は、自分でも気づかないうちに始まっていることが少なくありません。今回は、「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」という概念を通じて、足腰の衰えに早く気づき、対策につなげるための“4つのサイン”と簡単なセルフチェック方法(ロコチェック)をご紹介します。

ロコモとは?

ロコモとは、筋肉・骨・関節・神経などの“運動器”の衰えによって、立つ・歩くといった移動機能が低下した状態のことです。日本整形外科学会が2007年に提唱した概念で、高齢化が進むいま非常に注目されています。ロコモが進行すると、転倒や骨折をきっかけに介護が必要となったり、寝たきりにつながるリスクが高まります。


ロコモの前兆“4つのサイン”

「ロコモのごく初期」に多くの人が感じ始める共通のサインが明らかになっています。

1. 階段の上り下りに手すりが必要となった
2. 急ぎ足で歩くのがつらくなった
3. 休まず長く歩くのが難しくなった
4. 以前楽しんでいたスポーツやダンスがついていけなくなった

ひとつでも当てはまる方はロコモの始まりかもしれません。

自分で簡単にできる!「ロコチェック」

ロコモの初期サインに気づいたら、次は「ロコチェック」でセルフチェックしてみましょう。7つの項目はすべて、骨や関節、筋肉などの運動器が衰えているサインです。1つでも当てはまればロコモの心配があります。


ロコチェック7項目

私自身「ロコモアドバイスドクター」の資格を持ち、地域の皆さんの“歩く力”を守るサポートを日々行っています。整形外科というと「痛くなってから行くところ」と思われがちですが、本当に大切なのは、痛くなる前に気づいて予防することです。「最近ちょっと足腰が気になるな…」と感じた方はお気軽にご相談ください。早めの気づきが未来の健康を守ります。

歩くことは生きること。ロコモを知り予防して、自分の人生をいつまでも自分の足で歩き続けましょう。

今回はロコモについて「知る」「気づく」ことをテーマにお伝えしました。次回のブログでは、実際にロコモの進行度を評価できる『ロコモ度テスト』と、予防・改善に役立つ『ロコトレ(ロコモーショントレーニング)』について詳しくご紹介します。

関連記事:足腰の未来を守ろう(ロコモ度テストとロコトレ)


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