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骨粗鬆講演会座長を賜りました
骨粗鬆症講演会座長を努めさせていただきました
こんにちは。愛知県一宮市にある整形外科・リハビリテーション科の森整形外科 松村成毅です。
先日、骨粗鬆症講演会の座長を努めさせていただきましたので、ご報告申し上げます。
実は今まで講演会を聴いて勉強することはあっても、座長の任を賜ることはありませんでした。今回ありがたいことに製薬会社さまにお声がけいただき、初座長を精一杯努めさせていただきました。もちろんこのご時勢ですからWeb開催です。
ご高名な先生の講演であり、骨粗鬆症治療の知識の整理、薬物の選択、実際の患者さまの症例など、多くのことを学ばせていただきました。お話しの中でもあった、75歳以上の大腿骨骨折を起こした方の5年生存率(大腿骨骨折の5年後生きている確率)が40%程度であることは衝撃的な数字です。骨折後生活レベルが下がり、内科疾患(肺炎や心不全など)を誘発しやすくなることが原因です。ただ、骨粗鬆症の治療をしっかり行えば、たとえ骨折後であったとしても5年生存率は大きく改善します!
寝たきりになってしまう原因1位は、圧倒的に整形外科疾患由来です。このことはあまり周知されていません。なんとかこの不名誉な数字を脱却できるよう、そしてみなさまの健康寿命を延ばせるよう、スタッフ一同全力を尽くしてまいります!「自分は大丈夫」と過信せず、早めに一度骨粗鬆症検査をお願いいたします!
今回このような機会をいただき、関係製薬会社さまには厚くお礼申し上げます。骨粗鬆症治療は日進月歩の分野です。私も日々知識をアップデートし、より良いものを患者さまに届けられるよう、引き続き努力させていただきます。