整形外科/リハビリテーション科/リウマチ科

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院長 松村成毅のブログです

お盆になると、久しぶりに実家へ帰省される方も多いと思います。
普段は離れて暮らしているからこそ、「なんだか歩くのが遅くなったな」「少し背中が丸くなったかな」── そんな小さな変化に気づくことがあります。
実は私自身も、75歳になる母に会うたびに、少しずつ年齢を感じる瞬間があります。週に1回は実家へ帰っていますが、それでも「前より歩くのがゆっくりになったな」と思うことがあります。
子どもとしては、親にはいつまでも元気でいてほしいものです。だからこそ、そんな変化に気づくと、少し寂しい気持ちになります。
でも、年齢を重ねることは、誰にでも訪れる自然なことです。大切なのは、「歳だから仕方ない」で終わらせず、これからも元気に歩き続けるために何ができるかを考えることだと思っています。

この記事でわかること
⚫︎ 帰省したときに見てほしい、親の「歩き方」3つのサイン
⚫︎ 歩き方の変化に隠れていることがある、ロコモティブシンドロームとは
⚫︎ 「早く気づく」ことで、なぜその後が大きく変わるのか
⚫︎ 私の母の実体験 ── 骨密度検査と治療で変わった5年間


歩き方を見てみる

帰省したら見てほしい「歩き方」の3つのサイン

久しぶりに会うからこそ気づける変化があります。次の3つを、さりげなく見てみてください。

① 歩幅が小さくなっていませんか?
以前より歩幅が狭くなったり、すり足になったりしている場合は、注意が必要です。小さな段差でもつまずきやすくなり、転倒の原因になります。

② 左右にふらついていませんか?
歩いているときに左右へ揺れたり、片足をかばうような歩き方をしていたら、膝や股関節の痛み、筋力低下などが隠れていることがあります。

③ 歩くスピードが遅くなっていませんか?
歩く速さは、健康状態を映す鏡ともいわれます。以前は普通に歩けていた距離でも、「一緒に歩くと少し遅く感じる」── そんな変化も、大切なサインです。

「歳だから」で終わらせないでください


ロコモティブシンドローム

歩き方の変化は、骨・関節・筋肉の衰え(ロコモティブシンドローム)の始まりであることがあります。
そのまま放置すると、転倒 → 骨折 → 歩けなくなるという悪循環につながることもあります。
逆に言えば、早く気づけば、その後の人生は大きく変わります。

私の母の話


骨粗しょう症

実は私の母は、70歳のときに骨密度検査を受けました。結果は、同年代の中でもかなり低い数値でした。
そこで骨粗しょう症の治療を始め、5年間しっかり続けた結果、現在では同年代の平均まで改善しています。
75歳になった今でも、背筋は伸び、歩く姿勢もきれいです。もちろん、若い頃より歩くスピードはゆっくりになりました。それでも、「今できること」を積み重ねることで、歩ける未来は変えられることを、私は母から教えてもらいました。

いつまでも、自分の足で歩くために


歩ける未来

歩くことは、暮らしそのものです。

⚫︎ 買い物へ行くこと
⚫︎ 旅行へ出かけること
⚫︎ 友人と会うこと
⚫︎ 孫と遊ぶこと
⚫︎ 毎日の暮らしを楽しむこと

だから私たちは、痛みだけを治療するのではなく、その先にある「歩ける未来」を支えたいと考えています。
親が元気に歩いていてくれることは、子どもにとっても大きな安心です。

よくある質問(FAQ)

親の歩き方が変わってきました。「歳のせい」ではないのでしょうか?
加齢による変化もありますが、歩幅が小さくなる・ふらつく・遅くなるといった変化の裏に、ロコモティブシンドローム(骨・関節・筋肉の衰え)や、膝・股関節の痛み、筋力低下、骨粗しょう症が隠れていることがあります。「歳だから」で終わらせず、一度チェックしてみることをおすすめします。

どんな歩き方だと注意が必要ですか?
①歩幅が小さい・すり足になっている、②左右にふらつく・片足をかばう、③歩くスピードが以前より遅い、の3つがサインです。小さな段差でのつまずきや転倒につながる前に、気づいてあげることが大切です。

気づいたら、まず何をすればいいですか?
まずは整形外科での相談・検査をおすすめします。骨密度検査で骨の状態を確認できますし、痛みや筋力低下の原因がわかれば、治療や運動で「歩ける未来」を守る一歩になります。

骨粗しょう症は、治療で良くなりますか?
適切な治療を続けることで、骨密度の改善が期待できます。実際に私の母も、70歳から治療を5年間続け、同年代の平均まで改善しました。早く気づいて始めるほど、その後の選択肢は広がります。

今年のお盆は、親の歩く姿を見つめてみてください

久しぶりに会ったご両親の歩く姿を、少しだけ見つめてみてください。
その小さな気づきが、ご両親の「歩ける未来」につながるきっかけになるかもしれません。
「病院に行くほどではないかも」と迷う段階でも、まったく問題ありません。当院では骨密度検査を行っており、ご本人はもちろん、「親を連れて行きたい」というご相談も歓迎です。ご予約は、下のボタンからお気軽にどうぞ。

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この記事の執筆者

執筆者のプロフィール

松村 成毅(まつむら なるき)

医療法人モンキーポッド 森整形外科 院長

愛知県一宮市生まれ

・整形外科専門医
・日本整形外科学会認定スポーツ医
・日本整形外科学会認定
・リハビリテーション医
・日本整形外科学会認定リウマチ医
・ロコモアドバイスドクター

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