整形外科/リハビリテーション科/リウマチ科

ブログ

院長 松村成毅のブログです

最近は、5月頃から30℃を超える日があり、暑さは9月、時には10月頃まで続くようになりました。昔よりも「夏」が長くなったと感じている方も多いのではないでしょうか。
これだけ暑い日が何か月も続くと、自律神経は体温を調整するために働き続けます。さらに、汗による水分やミネラルの不足、食欲低下による栄養不足が重なることで、体には少しずつ疲れが蓄積していきます。

その結果、次のような症状が現れることがあります。
⚫︎ しっかり寝ているのに、疲れが取れない
⚫︎ なんとなく体が重い
⚫︎ 食欲がわかない

「夏バテだから仕方ない」と思われがちですが、その背景には栄養不足が隠れていることもあります。

この記事でわかること
⚫︎ 夏バテが起こる3つの原因
⚫︎ 休養と栄養、それぞれの具体的な対策
⚫︎ 疲労回復に意識したい栄養素と食品
⚫︎ 血液検査でわかること、栄養解析検査という選択肢


夏バテ

夏バテはなぜ起こるのでしょう?

夏バテには、いくつかの原因が重なっています。代表的な3つをご紹介します。


夏バテ原因

① 自律神経の疲れ

暑い屋外と冷房の効いた室内を何度も行き来すると、自律神経は体温を調整するために働き続けます。その状態が続くことで、次のような症状が現れやすくなります。
⚫︎ 体がだるい
⚫︎ 疲れが抜けない
⚫︎ 眠りが浅い

② 水分・ミネラル不足

汗と一緒に失われるのは、水分だけではありません。ナトリウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルも不足しやすくなります。その結果、次のような症状につながることがあります。
⚫︎ 足がつる
⚫︎ 力が入りにくい
⚫︎ 疲れやすい

③ 栄養不足

暑さで食欲が落ちると、そうめんや冷たい麺類など、食べやすいものが中心になりがちです。こうした食事が続くと糖質に偏り、疲労回復に必要なたんぱく質やビタミンB群が不足しやすくなります。

「しっかり食べているつもりなのに疲れが取れない」── そんな状態は、栄養不足が関係しているのかもしれません。

夏バテ対策は「休養」と「栄養」の両方が大切です

どちらか一方ではなく、両輪で整えることが回復への近道です。

① しっかり休む


夏バテ対策「休養」

疲れを回復させるためには、睡眠の質がとても重要です。おすすめは、次のような工夫です。
⚫︎ 38〜40℃のお風呂に、10〜15分浸かる
⚫︎ 寝室は無理にエアコンを切らず、快適な温度を保つ
⚫︎ 首・手首・足首を冷やしすぎない
こうした小さな工夫だけでも、自律神経は整いやすくなります。

② 体を作る栄養を補う


夏バテ対策「栄養」

疲れた体を回復させるには、材料となる栄養が必要です。特に意識したいのは、次の3つです。
⚫︎ たんぱく質(肉・魚・卵・豆腐など)── 筋肉や体の修復に欠かせません。
⚫︎ ビタミンB群(豚肉・うなぎ・大豆など)── 糖質をエネルギーに変え、疲労回復を助けます。
⚫︎ ビタミンC(キウイ・柑橘類・ブロッコリー・パプリカなど)── 疲労やストレスで消費されやすく、体調管理を支える大切な栄養素です。

たとえば、そうめんを食べるときも、卵や豚しゃぶ、納豆などを一品加えるだけで、栄養バランスはぐっと良くなります。

「食べているつもり」でも、栄養が不足していることがあります

当院では、骨粗鬆症やリウマチ、痛風などの診断や治療のために、血液検査を行います。

もちろん目的はそれぞれの病気を調べることですが、血液検査の結果を見ていると、夏場は脱水傾向や、たんぱく質不足が疑われる方が目につくことがあります。

そのため、検査の目的とは直接関係がなくても、「最近、お食事はしっかり摂れていますか?」とお聞きして、食事についてお話しすることが少なくありません。
体のだるさや疲れも、栄養不足が関係していることがあります。血液検査から栄養の偏りが気になったときには、そのままにせず、食事についてお伝えするようにしています。

「対策しているのに疲れが取れない」方へ


夏バテ対策しているのに疲れが取れない

食事に気をつけているつもりでも、実際にどの栄養素が不足しているのかは、自分では分かりにくいものです。
当院では、血液検査の結果をもとに栄養状態を詳しく分析する栄養解析検査を行っています。
⚫︎ 夏バテを毎年繰り返す
⚫︎ 健康診断では異常がないのに、体調が優れない
⚫︎ 疲れがなかなか抜けない

そんな方は、一度ご自身の栄養状態を数値で確認してみるのも一つの方法です。不足している栄養素を把握したうえで、管理栄養士と一緒に食事を見直すことで、体調が改善する方もいらっしゃいます。

よくある質問(FAQ)

寝ているのに疲れが取れません。なぜですか?
長引く暑さで自律神経が働き続けること、汗によるミネラル不足、そして食事が糖質に偏ることによる栄養不足が重なっている可能性があります。休養だけでなく、栄養面も見直してみてください。

夏バテのとき、何を食べたらいいですか?
たんぱく質(肉・魚・卵・豆腐)、ビタミンB群(豚肉・うなぎ・大豆)、ビタミンC(キウイ・柑橘類・ブロッコリー・パプリカ)を意識しましょう。そうめんに卵や豚しゃぶ、納豆を一品加えるだけでもバランスが良くなります。

夏でもお風呂に浸かったほうがいいですか?
睡眠の質を高めるために有効です。38〜40℃のお湯に10〜15分ほど浸かり、寝室は無理にエアコンを切らず快適な温度を保つこと、首・手首・足首を冷やしすぎないことも大切です。

栄養解析検査とは、どんな検査ですか?
血液検査の結果をもとに、栄養状態を詳しく分析する検査です。不足している栄養素を数値で把握でき、管理栄養士と一緒に食事を見直すことができます。毎年夏バテを繰り返す方、健診では異常がないのに不調が続く方に一つの選択肢です。

まとめ

最近の夏は、以前よりも暑い期間が長くなりました。その分、自律神経や体への負担も大きくなり、疲れが蓄積しやすくなっています。

「暑いから仕方ない」と我慢せず、休養と栄養を意識することが、この長い夏を元気に過ごすための第一歩です。

疲れやだるさが長く続く方は、お気軽に森整形外科までご相談ください。「これくらいで受診していいのかな」と迷う段階でも、まったく問題ありません。栄養解析検査についてのご相談も承っています。ご予約は、下のボタンからお気軽にどうぞ。

[ ご予約はこちら ]

関連記事

栄養解析検査
「栄養解析検査」始めました


この記事の執筆者

執筆者のプロフィール

松村 成毅(まつむら なるき)

医療法人モンキーポッド 森整形外科 院長

愛知県一宮市生まれ

・整形外科専門医
・日本整形外科学会認定スポーツ医
・日本整形外科学会認定
・リハビリテーション医
・日本整形外科学会認定リウマチ医
・ロコモアドバイスドクター

ブログ

コンテンツ

お問い合わせ

森整形外科へのお問い合わせは

スマートフォンはタップで発信します

この番号で診療予約は出来ません

対応時間

平日 9:00〜12:00/15:00〜18:00
土曜 9:00〜13:00

ページの先頭へ