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タイムスリップしたら
ドラマJIN-仁-をみて思うこと
こんにちは。愛知県一宮市にある整形外科・リハビリテーション科の森整形外科 松村成毅です。
普段ドラマを観ない私ですが、以前から気になっていたドラマをまとめて観る機会があり、思ったことを述べたいと思います。
JIN-仁-というドラマは漫画が原作のドラマですが「現代の医師が幕末へタイムスリップしたらどうなるか」を描いたSF要素の強い医療時代劇です。脳外科医・南方仁が2000年の現代から1862年の幕末の江戸へタイムスリップし、人々の運命や歴史を変えていることに苦悩しながらも、現代から持ち込んだ技術・知識を使って当時救えなかった人々を救っていきます。
幕末の日本人の平均寿命はなんと30代半ばだったようです。今からたった150年前の日本が、です。今では当たり前のように治る病気も、当時は不治の病であることも。作中で仁先生は、まだその当時なかった器具や薬を作っていきますが、ふと自分自身がタイムスリップして幕末に送りこまれた時に、自分には何ができるだろうかと考えてしまいました。
当たり前と思っている道具や薬、設備(もちろんレントゲンや血液検査さえ)もない。そんな中で、仮に今の知識があったとして役に立てるだろうか?と不安になったのです。医学の進歩は目覚ましく、10年も経てば新しい治療法や最新の機器はどんどん出てきます。自分自身の知識をアップデートしていく努力はもちろんですが、やはり道具や機械に頼らないスキルももっともっと上げなければいけないと強く自覚しました(タイムスリップする気マンマンです笑)。
2013年以降に生まれた子は50%の確率で100歳まで生きると言われており、たった150年でここまで寿命が延びることにびっくりすると同時に、ただ平均寿命が延びるだけでなく健康寿命を延ばす(やりたいことが不自由なくできる寿命)ためにいち整形外科医としてこれからも努力していかなければいけません。
毎話涙なしでは観れないドラマです。感動をお伝えしたくブログに書かせていただきました。本当に私たちは幸せな時代を生きています。
気になった方は是非!おすすめです!
TBS 日曜劇場「JIN-仁-」サイト
TBS 日曜劇場「JIN-仁-完結編」サイト