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風邪をひいた時の対処法
風邪をひいた時の対処法について
愛知県一宮市にある整形外科・リハビリテーション科の森整形外科 院長の松村成毅です。
今回は私がやっている風邪をひいた時の対処法についてお伝えしようと思います。
私は幼少期からよく風邪をひき学校を休むことが多かったです。高校時代は3年間で計30日、病気でお休みしたほどです。大学入試の面接試験では「こんなに休みがちで、ハードな医師の仕事をまっとうできますか?」と面接官に尋ねられました。「はい、だからこそ体調が悪くてつらい方の気持ちがわかります!」と答えた気がします笑。働き始めてからは年に3〜5回は風邪をひく感じでしたが、コロナウイルスが流行しだしてからは、こまめに手洗い・手指消毒をするようになったためか、年1回風邪をひくかどうかという程度になりました。やはり手洗いはとても大切だと実感しています。
さて、風邪をひいた時の私の対処法ですが…
【(1)風邪ひいたかも?と思った時(悪寒、のどの違和感)】
・漢方の葛根湯(かっこんとう)を飲む
・栄養ドリンクを飲む
・のどに違和感があればアズレン含有うがい薬でこまめにうがいする
・お風呂にゆっくりつかり体温を上げるようにする
・身体が温かいうちに早く寝て睡眠時間をいつもより多くとる
上記で改善することもありますが、私の場合しっかり風邪をひいてしまうと、のどの痛み→くしゃみ・鼻水→咳・痰という順番で進行します。
【(2)くしゃみ・鼻水の段階に入ったら】
基本的に(1)と同じですが、『葛根湯』を『抗ヒスタミン作用のある市販の薬』に変更します。いわゆる花粉症などで使用するアレルギーの薬です。この段階での症状を抑えるには、これが1番です。
【(3)咳・痰の段階まできたら】
『リン酸コデイン含有の市販薬』に変更します。咳止めと強調されて販売されていますが、リン酸コデインが入っていないものもあるので、裏面を確認してみてください。
大事なことは『症状に合わせて薬を変える』ということです。総合かぜ薬と記載されているものは、全体的にカバーされるといういい点もありますが、効いてほしい症状を抑えるほどの効果は実感しにくいです。これはあくまでも私が個人的に風邪をひいた時の対処法ですが、みなさまの参考になれば幸いです。